へなちょこSEの考察

0x22歳のへなちょこSEが、日々思うことを考察します。自社内、金融系を経て現在法人系PKG開発に従事。

中小企業向けサービスの需要

最近、製造業向けのシステムを作ってる関係で、中小企業に興味があります。
中小企業というとどうしても体力がなく、あまりシステム化が進んでいないところも多いようです。
帳簿が紙とかもよく聞く話。
そんな企業向けのクラウドサービスとか良いんじゃないかなと思っています。


大企業は自前でシステムを持ち、中規模の企業は共同でシステムを持つと言うのが多いパターン。
小さな会社はパッケージソフトを使うのがせいぜいというところで、それも高機能なものは高価なので買えません。
クラウドサービスなら、月額制とかも可能ですから、初期投資が少なく済む。
これは体力のない小さな会社にはメリットです。
資産(サーバ)を持たなくてもいいから管理コストもない。
そもそも管理するスキルも必要ない。
これはメリットだと思います。


あとは、どういうシステムが求められているのかと、どうやって広めていくか。
中小企業を相手にしてる会計事務所あたりと手を組んで、ITコンサルとかやると、面白そうな気はするのですが。

帰属意識が業績を伸ばす

僕の大好きなNHK、その番組の中に仕事ハッケン伝というのがあります。
芸能人や有名人が、企業に新入社員として入り、一週間の職業体験をするというものです。



この番組に出てくる職業、会社は、どこも今勢いを持っていて活気のある企業など。
もちろん、テレビですからすべてを鵜呑みにも出来ませんが、少なくともそこで働く人たちは生き生きしていて、業績を伸ばしている。
それはなんでだろうと思っていたのですが、帰属意識が強いせいではないかと思いました。


帰属意識、つまり、自分はこの会社、職場の一員なのだという意識ですね。
帰属意識が強いと、それに伴って貢献したいという意識も強くなり、それが個々人の能力発揮につながる。
それはつまり業績の伸びにつながるのではないかと。


高度経済成長期は、まさにこれだったんじゃないでしょうか。
家族から始めた会社が大きくなっていくという形は、帰属意識が最大限働いた状態で始まっています。
ひとりでは出来ないことを、複数人の相乗効果で成し遂げるのが企業体の意義ですから、そのために人とのつながり、集団への帰属というのは重要なことでしょう。


ですが、それがある時期からプライベートを充実させるという名目で、ないがしろにされているような気もします。
ライフワークバランスは確かに重要ですが、ライフを充実させるために、ワークで最大の効果を発揮する。
そのために、会社での人同士のつながりを大事にすることが必要なのではないでしょうか。


たとえば会社のイベントに参加する、他の部署の仕事に興味を持つ、プライベートでも仲良くできるようになる。
仕事が絡むから簡単には行きませんが、仕事を除けばただの人同士のつながりです。
仲良くすることはできるはず。


会社側も、社員同士のつながりを活性化して、社員に帰属意識をもたせるようにしていくことが大事なのではないでしょうか。

音の持つ力

オノマトペが、最近流行っているようです。


オノマトペとは、「かしゃかしゃ」とか「ザラザラ」とかいう、擬音語や擬態語のこと。
もちもちパンとか、商品名に使われたり、名前にはならずとも説明文やキャッチフレーズによく使われてます。
このオノマトペが、具体的な言葉で説明するよりも、より詳細に、かつ感覚的に、時には感情的に伝えられるらしいのです。


確かに、海が輝いて、よりもキラキラして、の方が、しっくりくる気もします。
どよーんとした空、とか、曇ってる様も想像できるし、気分が滅入るような感覚も伝わります。
便利なものです。


自分は、音にはそれだけで力があると思っています。
ヒットする商品にはサ行が多い、なんて法則もあるようですし、周りの人を見ていて、名前の最後が口を開く音(あ、い、え)の人は、明るい人が多いように思います。
これは、日々聞かされる音の響きが、その人に影響を与えるからなのではないかなと思っています。


オノマトペはその最たるもので、音の持つ響きが様々な情報を持っているために、多くのことが伝えられる。
オノマトペについての研究が進むことで、音そのものの研究ももっと進むと、いろいろ面白そうだなと思います。

東京を離脱する

これからは地方都市の時代だ、と思います。


東京は地価が高くなりすぎました。
住んでいる人たちは、それなりの給料をもらっていても家賃に多くを奪われ、家賃を安くすまそうと思って郊外に住むことで通勤時間が増えて体力や自由な時間を奪われる。
それに見合うだけのメリットを、東京という街は与えてくれてるのか?


一昔前は、東京でなければ得られないものがたくさんありました。
でも今は、どこにいてもなんでも買える。
ビジネスだって、東京にいなくてもテレビ会議もできる。
企業側も、東京にオフィスを構えるメリットが減ってきているのではないでしょうか?


多くの企業が拠点を地方都市に移したら、それに伴って人口の移動が起こります。
地方の中核都市が大きくなれば、そこから程近い地域も恩恵を受けやすい。
新しいビジネスも生まれるでしょう。
東京も程よい人口に落ち着けば、また違った発展を探れるはずです。


そのためには、地方に仕事を生み出す力が必要かな。

「LIVE感」が売れる

先日、友人の所属する劇団の観劇に行って来ました。
演劇としてとても面白いものだったことももちろんですが、演劇には「LIVE感」があるのがいいなと感じました。


CDが売れなくなったと言うのはよく聞く話ですが、そのかわり、ライブ活動を増やして収益をあげようというのが音楽業界の流れらしいです。
コンスタントに人を集められるアーティストであれば、ライブの方が売れるということですね。
ライブは当然その場でアーティストのナマの姿を見られるというのが魅力なわけで、CDのように電子データで替えが利きません。
DVDともやはり違う。
「LIVE感」という無二の価値を提供できるから、CDのように「売れなくなる」ということがないわけです。


演劇に関しても同様のことが言えると思います。
演劇も生で見ると、その空気感や役者の息遣いまで感じられて、電子データには置き換えられない感動があります。
「LIVE感」を武器にすれば、「価値が下がる」ということもないし、何かに取って代わられることもない。
また、一昔前では小さな劇団は集客が難しくてというようなこともあったかもしれませんが、今はインターネットで簡単に広く周知することが出来る。
見る側も、知らなかったから見ることが出来なかった演劇を知れるようになる。
「演劇」というものにとって、ちょっといい時代が来ているのではないかなぁと思います。


同様の話で、友人が写真を発表するイベントのようなものを企画していました。
スライドで写真を出して、撮った人がそれについて語る、というようなイベントと理解していますが、これも写真という静的なものを「LIVE感」のあるものに変えてしまおうという取り組みなのではないかと思っています。


また、「リアル脱出ゲーム」とかの「体感型ゲーム」が流行るのも、そういうことなのではないかなぁと思っていたり。
家にいながらなんでも見れるし、なんでも聞けるって時代になりましたが、結局人は根本的な所では生の体験を求めていて、最近はそれが顕著になってきているのではないかなと思います。
そういうことを意識したビジネスをやると、うまくいくのかなぁ。

続:JenkinsでSubversionをProxy経由で利用する方法

こないだの続き。

JenkinsからTortoiseSVNの持ってるsvn.exeを呼び出して、実行させてたんですが、なんか新しく作ったジョブでうまくいかない。
なんでだろーと思ってたら、どうもこないだの解決方法が若干足りてなかった様子。


Jenkins内部的にはこないだの方法でうまくいってたんですが、別途ジョブの中でcommitをさせたいところがあったので、それをbatファイル化して呼び出してたんです。
そしたら、使っているバッチファイルは一緒なのに、あるジョブはそれでうまくいくんだけど、あるジョブはうまくいかないという謎な状況に。


いろいろ調べてたら、どうもJenkinsのサービスを実行するユーザの問題ではないか?ということに。
実行ユーザを固定してあげて、対応するユーザの<AppData\Subversion\server>ファイルを適切に設定したらProxy経由で動いてくれました。
たぶんこれでいいはず・・・・。
動いたのはたまたまで、違ってたら参っちゃうな。